令和6年度 理事長あいさつ
本年度スローガン『敬意と感謝』
所信表明
藤岡青年経営者協議会 第41期理事長を拝命しました大野 一也と申します。
当会は今年度41期という節目の年を迎えさせていただきます。これもひとえに、関係者みなさまのお引き立ての賜物と、こころより感謝しております。
私の就任のご挨拶をお話させていただく前に年明けの能登半島沖地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
私達の世代が社会にでてからリーマンショックをはじめ、サブプライムローン問題、乱高下する為替や株価、上がり続けるエネルギー問題、異常気象や東日本大震災をはじめとした自然災害、世界各地で起こる戦争、そして新型コロナの大流行など大変な時代を生き抜いてまいりました。生きていくために、稼ぐために、必死に働き、活動してまいりました。
さて、私が藤岡青年経営者協議会「以下 青経」に入会しましたのは年号が平成から令和に変わる直前の平成31年です。生まれは関西の滋賀県、社会に出てから東京で10年以上お仕事をしておりましたが、縁あって平成29年に藤岡の地に移り住んでまいりました。地域の事が全く分からない私を温かく迎えてくれ、数々の経験をさせていただいた青経の仲間達に本当に感謝しております。
入会後まもなくして新型コロナウイルス蔓延という世界を揺るがす大きな事態が起こりました。行動制限が長期化し、当たり前のことが当たり前に出来なくなり、当時は会員全員が困惑しておりました。しかし、緊急事態宣言発令後、町に活気が失われていく中、自分達で出来ることを考えて実際に行動し、困難を乗り越えていく頼もしい先輩方の背中を見て学ぶことでこの会に携われていることは私の今後の人生において大きな財産になる事と確信しました。
40年という当会の長い伝統を築いてきて下さった先輩方、活動を支えて下さる関係者の皆様、青経活動に理解を示し応援してくれる会員ご家族に対し、活動する仲間全員にこの言葉を胸に持って接してもらいたいという思いを込めて今年のスローガンは『敬意と感謝』を掲げさせていただきました。
「異業種の青年団体」に所属する利点は、多くの知識や経験値を得られることだと私は思っています。それらを得る・与えてもらう為に必要なことは自身が好奇心を持って活動する事と人から教えてもらう・吸収することだと考えます。
相手への尊敬の念がないことには何かを与えてもらえるということは有り得ないと思っており、会員の皆様にはこれまで以上に年の差、性別、環境に関係なくしっかり誠意を持って接していただきたいと考えております。また、今年度は卒業に該当する会員がおりません。
昨今、黒字経営ではあるが人手不足による倒産が続いているという暗い記事を多々目にしますが決して他人事ではないと考えております。会の発展や自分達の成長に人材は必要不可欠です。今後50年、60年、100年と青経が存続し続ける為にも人材発掘は早急に取り組まなくてはいけない課題だと捉えております。関係者の皆様にお力添えを頂戴する場面があろうとは思いますが、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。
変化が激しい現代に対して柔軟に対応出来る力をつけること、組織の団結力を更に強固なものにすること、人材発掘をはじめ青経活動を今後も長期的に続ける為の基盤を作ること、市制70周年を迎える藤岡市に何か出来ることはないのか等、有限の時間の中ではありますが、当会の理念である「叡智・熱意・団結」を意識し1年間精一杯活動していきたいと思っております。
結びになりますが、第2の故郷である藤岡市を盛り上げられるよう邁進してまいる所存でございます。関係者の皆様におかれましては今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。